アルバイトのカンナさん（仮名）と取立山に登りました。

去年の3月のお話ですけど。

国道沿いの駐車場から夏の駐車場まで、最短コースを無理やりショートカット。

途中、カンナさんは脇までごぼって身動きが取れず途方に暮れていました。

それでも冷静に、なんとか自力で脱出しようとしていました。

ニヤニヤしながら見守っている私に、助けてくださいなど決して言わない彼女は山ガールの素質十分だなと思いました。

（9：16）駐車場から1時間弱で夏の駐車場。 

おとなしく林道を歩いたほうが早かったかしら。

去年は雪が多く、3月の半ばだというのに登山届を出す電話ボックスが完全に埋もれていました。

カンナさんはこの日が初めての山登り。

山登りデビューが雪山だなんて、カンナさんすごいぜ。

雪山を登ることに慣れたころ、私を置いてどんどん先を行くカンナさん。

リーダーはおじさんだぞ。

（10：35）取立山山頂に到着。

大長山を見つめながら、今度はあこまで行こうねって言ったら軽く無視されました。

今日も「けっこう雪が降ったね。今度、いつ山登る？」って聞いたら「雪山はもういいです」と丁重にお断りされました。

夏ならいいよ、ってことかしら。

山は冬が一番きれいなんだけどな。